【日記】2019年の相場について

解脱です。

涼枝君が同人制作について詳しく語ってくれたので、
僕の方では好き勝手に投資の話の続き、とりわけ今年の相場について独断と偏見で語ります。

年末の大暴落もさることながら、本日3日も朝から為替でゲームオーバーが続出した模様です。

ところで、恒例の次年度株価予想+各界経営者インタビューを見たく、
年始に書店で週刊経済紙(ダイヤモンド)を買ってみました。
まあ、マネックスの某ストラテジストを除けばおおかた弱気予想だろう…と思いきや、
どこも日経平均2万円以上キープ みたいな論調で????って感じです。
証券各社トップに至っては「2万4千、5千もあり得る」といったコメント。
典型的な証券マントークです本当にありがとうございました。

僕自身は長期、中期どちらも悲観的にみています。
昨年半ばまでは状況に応じてロング・ショートを使い分ける中立目線でしたが、
10月の日経平均2万3千円超えが外資かつ先物主導の力業相場だったこと、11月21日にOECDが
「世界経済の拡大はピークを超えた」とコメントしたことを受けて完全に売り目線に切り替えました。
米中対立が2月末危機を回避しても、グダグダやってる内に景気ピークアウト実体化→リスクマネー引き上げで
レバレッジドローンが崩壊して終了や、米利上げでも利下げでも円高進行→日米通商交渉問題がある現状では介入無理筋で終了
等々、いくつも考えられる地雷を全回避していくとはとても思えません。

そんな印象もあり、6月末に買いで大損したので7月ごろから売りの練習を開始し、
夏場は板硝子、シグマクシス、バンナム、菱ガス、山陽鋼で
ここ最近はTHK、レオン自動機、信越化学、アールビバン、川崎汽船のショートで利益が出た記憶です。

さて、一番の懸念は米中対立ですが、今一番注目しているのが日銀ETFです。
個人的に、金融緩和そのものは否定しませんが、ETF購入政策はかなりナンセンスだと思っております。
理由としては主に、
①市場参加者、特に個人投資家の堕落(日銀が助けてくれるから大丈夫やろ精神)
②外資のお財布化
(買い入れ規模6兆円に拡大決定後から現在までほぼ同規模を海外投資家が売り越し≒アベノミクス相場前or途中購入分の利確)
③日経平均構成銘柄、特にファストリ等値がさ銘柄の浮動株比率の低下(市場の歪みが拡大)
継続性に疑問
の4点で、今特に気になっているのが④です。
要はいつまでやり続けるのかということですが、指数が損益分岐点を下回ったらどうするのか未だ公的な場で
議論された感がありません。

非常に大雑把な捉え方をすると、日銀の自己資本を著しく毀損するレベルまで含み損が膨らんだ場合、
輪転機を回しまくるか、税金投入か、銀行等保有株式取得機構スキームのように合法的な「飛ばし」をするしか
ないのでは という感じがします。
で、その賛否はともかく、重要なのはこの問題がまだ大きく取り上げられてはおらず、マーケットに織り込まれている
とは考えにくいこと、そして一たび問題が浮上すれば政治決着や法整備まで時間を要し、決して小さくないリスクとして
マーケットが反応するのではないか という点です。

いずれにせよ、米中問題に決着がつかない限りは弱気相場は終わらない気がしているので、
それまでは売り目線を継続したいと思います。

そんなことより同人制作ですが、ここは死後列聖不可避な某ワタミ創業者の言葉を借りて締めたいと思います。
「涼枝君。ごめん、先月、制作時間0です」

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